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Inna House

​ニジェール紛争難民の子どもたちの家、インナハウス

Inna Projectでは、ニジェール・マリの紛争から逃れてきた砂漠の遊牧民の子どもたちの家「Inna House」を運営しています。

紛争は約50年前に始まり、子どもたちの親が子どものときから続いています。紛争地帯から逃れてきた子どもたちは、生きるために物乞いをして生活してきました。子どもたちの物乞いでの稼ぎが家族の生計を担っており、子どもが生まれたら物乞いをさせて稼ぎ手にするという連鎖が2〜3世代に渡り続いてきました。現地では誰もが知っている身近な問題にも関わらず、今まで全く目が向けられてきませんでした。

Inna Projectはこの連鎖を断ち切るため6年前に立ち上がりました。子どもたちに学びの機会を提供し、物乞い以外の将来の選択肢を広げることを目的とし、2年前に紛争難民の子どもたちの養護施設「Inna House」を設立しました。Inna Projectでは、子どもたちの学習レベルに応じた学校を選び、入学許可を得るための交渉と入学手続き、また学費も全額サポートしています。子どもたちはInna Houseで生活し、Inna Houseから学校に通っています。

 

ガーナでは幼稚園で読み書きの学習を終えるため、読み書きができることは小学校入学の必須条件となっています。多くの難民の子どもたちは読み書きを学ぶ機会がなかったため、彼らを受け入れてくれる学校は限られています。13歳以上で読み書きができない子どもたちを受け入れてくれる学校を探すのはなかなか難しいですが、Inna Projectでは子どもたち一人一人にぴったりの学校探しから、放課後の家庭学習も家庭教師を雇って全面的にサポートしています。

 

残念ながら、子どもを学校に通わせることに反対している親がいることも事実です。

そうした子どもたちは現在も物乞いをしていますが、学校に通えていない子どもたちにも、

食事と学習の機会(読み書きや計算)を提供しています。

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